原丈人さんの講演会
ちょうど前日に用事で東京に行くことになっていたので、滞在を今日まで延ばして参加してきました。
講演の内容自体はほとんど「21世紀の国富論」で述べられていることで、特に目新しくはありませんでした。
でも「ポストコンピュータ時代の新産業」や「公益資本主義」のあり方について熱く語る原さんの言葉を間近で聞けたのは貴重な体験でした。
自ら米国のベンチャー企業の経営に携わってきた経験からアクティビスト(もの言う株主)や投資銀行、CEOの短期的思考には嫌気がさしているようで、上場企業のストック・オプション制度は廃止すべきだと主張する時は少し語気が荒くなる一面も。
また、オバマ政権になっても今回の金融危機を助長した投資銀行と繋がりが切れていないことに触れ、
「100年に一度の危機」と言われているが、今後10年か20年以内に欧米の金融資本主義は再びバブルを生み出すだろう、とも。
「100年に一度の危機」と言われているが、今後10年か20年以内に欧米の金融資本主義は再びバブルを生み出すだろう、とも。
それだけ、過去にないほど時代の流れが速くなってきているってことでしょうか?
この辺りは自らポスト・コンピュータ産業の創出に深く関わり、
時代の先を見据えている人ならではの時代のスピード感覚なのかなあ、とも思いました。
時代の先を見据えている人ならではの時代のスピード感覚なのかなあ、とも思いました。